おくればせながら、先日宿題としていた自転車駐車場の収支報告を掲載します。「jitensha_syuushi_2008.xls」をダウンロード
南北交通・放置自転車対策特別委員会で資料として提出されたのは、このうち水色に塗った項目と金額、その駅ごとの内訳(これは煩雑になるためここには入力していません)です。
「センター経費」などの支出の内訳は、情報公開請求で出てきた資料から、私が付け加えました(といっても、大した詳細ではないのですが…)。
こういう経費が利用料算出の基礎とされているわけですが、これを見ても不明瞭きわまりない報告であることがお分かりいただけると思います。
水色で「現場経費等」とされている支出の内訳は、保守点検費(これも、事業報告がないために、何を点検したのかの内容は不明)以外はすべて利用台数にかかわらず決まって支出される固定的な経費です。
下に注が4つ(これは元の資料に書かれていたもの)がありますが、注1~注3までは、この「現場経費等」の内訳が収容台数に応じた固定費として支出されていることを示しているものです。そしてこの「取り決め」は、区と財団との正式な協定書の中には、一言も見当たりません。
現場の仕事にあたらない人たちのいわゆる一般管理費を支出に含めること自体をおかしいとは思いませんが、これほど大雑把な収支報告で年次報告としている人たちに年間1800万円も支払うのが妥当なのかは、疑問に思います。
そしてもっと不明朗なのは、「修繕積立金」という支出です。この整備センターによりつくられた自転車駐車場は、初期投資をこのお金をつかって回収する形になっています。それが利用料金にも反映されているわけです。そして決められた管理年限がくると、施設そのものは江東区へ譲渡されることになっています。
譲渡する前には、施設の劣化したところなどは修繕する、そのための積立金なのだというふうに、このお金の目的は説明されています。修繕するのは事実ですが、それはあくまで「モノ」での給付、それにより余ったお金があっても江東区には返金されません。また実際には、他の自治体の自転車駐車場を修理したりするのにも、このお金が使われているとのことです。積立金が毎年累計でいくらになっているのかも、報告されたことはありません。
疑問だらけの自転車駐車場ですが、この整備センターではなく株式会社を指定管理者としているところからは、毎年1センチにも及ぶ事業報告書と会計報告が提出されています。そちらの指定管理者との間では、大規模修繕についても、30万円以上かかる場合には区がお金をだすこと、30万円未満の時には指定管理者が負担することが、協定の中ではっきり確認されているのです。整備センターとの協定にはそのような確認はありません。
江東区では指定管理者をめぐる情報は不明朗なことが多いのですが、この財団法人自転車駐車場整備センターは情報不明朗の断然トップにいるのではないでしょうか。
こんないい加減な報告を元に利用料値上げが行われていることは、区の説明責任から考えても到底納得のいかないことだと、私は思っています。
ずいぶん長くなりましたが、ぜひ多くの人に考えてほしい、身近な問題だと思っています。
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