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2008年8月30日 (土)

ジワジワと、あとから効いてくるものは

昨日まで、議会の視察で、秋田市と岩手県葛巻町に行ってきました。これは、江東区議会で、議員から視察場所と内容の案を募り、各議員が4年の任期中に1回だけ、希望する視察に公費で参加できるというものです。

その中で、ミルクとワインとクリーンエネルギーのまち」を合言葉にした葛巻町の町おこしのとりくみが、とても印象的でした。

今回の視察では、くずまき高原牧場での200頭の牛ふんを使ったバイオマスシステム、葛巻中学校の太陽光発電、900世帯の電気をまかなう風力発電、環境教育を中心に地域をつなぐ「森と風のがっこう」(この学校のことは明日書きます)などで、お話を聞いてきました。P8280127 P8280144

葛巻町は、人口約8,000人で牛は約12,000頭、人より牛の多い町です。産業は林業と酪農が中心、「鉄道の駅も高速道路も、スキー場もゴルフ場も温泉もない町です」と町議会の中崎議長が言っていました。しかし議長は「私たちの町は、『何もない』から出来たんです」とも言っていました。

こういう地方の話を聞くとつい、「すばらしいけれど、でも江東区は人口や財政の規模がまったく違うから…」と私もつい「できない理由」を考えてしまいがちなところがあります。

ただ、財政などの条件でいえば小さな自治体のほうが江東区よりよほど厳しいはずで、外面的な条件の違いを口実に足踏みをしていてはいけないのだな~ということを、またしても考えさせられました。

上勝町にしても、ノバスコシア、葛巻町にしても、それぞれとりくんでいる施策がすばらしいのは勿論なのですが、そこで活動している様々な人たちがその過程で非常に大変な苦労を引き受けつつも、エンパワメント(日本語で言いたいのですが思いつかないので、そのままですみません)されていることを、感じます。

実際に会ってお話ししていると、こちらにまでそのエネルギーがドンドン伝わってくるのがわかるのです。また、ノバスコシアと葛巻町を見ても(上勝町のことはまだ言えるほどに勉強していないのでパス)、その人自身のあり方や実際の生活と結びつけて学ぶことをめざす、「参加型」の教育・啓発が重要に考えられていることも、共通しています。

地域にとって一番の宝である「人の力」がどれほど大変な過程を経て、どのように発揮されているのか、ということについて、視察後にジワジワと学んでいるところが大きいように思っています。

余りまとまらないですが、今日はこのへんで…。

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