JESCO環境安全委員会を傍聴
今日は、江東区にあるPCB処理施設の環境安全委員会を傍聴しました。この半年間の操業状況の報告が行われました。
事故の報告が3件ありました。一つは洗浄液蒸留施設トラブルによる不合格液の発生、二つめは水熱分解処理冷却工程の中の配管内の付着物発生と除去、三つ目は液体酸素供給ポンプのトラブルによる処理停止、と言う報告でした。施設外部に影響するような内容ではないものの、相変わらず試行錯誤しつつ稼働しているという感は否めません。
委員から十年という予定された期間内で本当に処理が終わるのか、稼働率はどうなっているのか、という質問がありました。
現状は3割ほどの稼働率だがH21年度には8割にあげたい、と回答がありました。しかしこのような模索しつつ…のペースで来年いっきに8割というのはかなり無理があるように思えました。
労働災害の発生状況は、基礎的なミスが以前に引き続き多いようです。社員教育がどこまで徹底できているのか、今日の委員会からは詳細はよく分かりませんでしたけれど、2人の委員から、労働者がやる気を持てる職場づくりができているのか気になる、という主旨の発言がありました。
健康診断は皆さん全員受けているとのことで、それには一応ホッとしましたが。PCBの危険性など、基本的なことが労働者にきちんと教育されているのか、基礎的ミスが繰り返されている背景にそういう教育不足があったりしないのか、実態はわからないものの、やや疑問に感じています。
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