« 進まない男女共同参画 | トップページ | 福島から »

2013年11月 1日 (金)

映画「SAYAMA 見えない手錠をはずすまで」を見て

昨日、初公開されたドキュメンタリー映画「SAYAMA 見えない手錠をはずすまで」を見てきました。部落差別による無実の罪をすでに50年間も着せられ続けている石川一雄さんに3年間密着し、その素顔を伝えてくれる映画です。

見ていて、石川さんが山や川へ行って家族や友人とくつろぐ姿にホッとしたり、同じく冤罪を晴らすために長年訴えつづけてきた布川事件の無罪が確定した瞬間の表情など、強く印象に残る場面がいくつもありました。見終わってじいんとくるものがある映画です。東京では今日と明日、水道橋のYMCAで上映会が予定されています。

 

また、この映画を見て、日本の刑事事件のあまりにも高い有罪率についても考えさせられました。

2012年度の日本の地方裁判所に係った刑事事件の総数78,393件のうち、無罪になったのはわずか81件、千人に一人しかいないという現状です(司法統計「刑事訴訟事件の種類及び終局区分別既済人員-地方裁判所」より)。世界一といわれるこの有罪率の高さには、司法が公正に機能しているのか、やはり疑問を抱かざるを得ません。

日弁連も刑事司法の改革について、取り調べの可視化をはじめとして改善すべき課題が非常に多いことを訴えています。

石川さんのお兄さんの六造さんは、事件直後、警察の取り調べで「(犯人は)お前でもいいんだぞ」と言われたと、証言しています。物的証拠がないにもかかわらず、強要された自白で有罪とされているケースが、狭山事件の他にも相当多くあるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

|

« 進まない男女共同参画 | トップページ | 福島から »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 進まない男女共同参画 | トップページ | 福島から »