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2017年12月12日 (火)

違いを認め合える社会へ

 1948年の12月10日、第3回国連総会で世界人権宣言が採択されました。江東区では、これを記念し毎年12月に人権啓発活動に取りくんでいます。今年は性同一性障害と診断を受け生きてきた杉山文野さんの講演に、私も参加してきました。

 杉山さんは、身体的には女性として生まれながら、長年ずっと自分の感じてきた違和感を「女性の体の着ぐるみを着て生きているような気持ちだった」と話していました。心は男性、好きになる相手は女性、しかし外面からはまったくそのことは分からない。その葛藤の中で生きてきた半生を語ってくれました。学生時代に女子フェンシングに打ち込んだのも、選んだ理由はユニフォームが男女とも同じだったから、という理由だったことに、私は驚きました。そういう理由で自分の取り組む部活やスポーツを選択する人がいると、考えたことがなかったからです。

 そのお話を聞いて、本人はとても悩んでいるのに周囲は気づかない、その認識の落差に性的少数者の人たちは苦しんでいるのだと思いました。LGBTの人たちは「佐藤さん、鈴木さん、田中さん、高橋さん」という名前の人たちと同じくらいの割合でいるそうです。皆さんのお知り合いにこの4つの名前の方、必ずいると思います。しかし友人知人からそのような話を受けたことがある方は、少ないのではないでしょうか。日本の社会はまだ言い出しにくい環境が多いのだろうと思います。

 心の内面がどのようなものかは人によって違うし、白黒ハッキリ分かれているのでもなく虹のように様々であることを、杉山さんはお話しされていました。少数派の人たちが生きやすい社会は、多数派が生きやすい社会でもあります。周囲の人が自分らしく生きようとすることを、私も受け止められるようになりたいと思います。

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