楽しい!北欧の主権者教育
5月26日に、緑の党・グリーンズジャパンの企画で、三井マリ子さんのお話を聞く機会がありました。三井さんは元都議会議員で、クオータ制(議席割り当て制)により女性議員を増やした北欧諸国を度々訪れ、画期的なとりくみを日本に伝えています。
北欧諸国では、若い人に政治への興味を持ってもらうために様々な「主権者教育」を行っています。
ノルウェーの小学生5年生が、課外授業で関心あるテーマについて各政党にインタビューに行き、レポートにまとめた話。また、高校の生徒会が主催して各政党の討論会と模擬投票を行う活動。公開討論会にはすべての政党が参加して生徒の質問に答え、校内に設けた各政党の出店でも生徒たちとの対話が行われていました。
主催は高校生ですが、予算はすべて国が出すそうです。各政党が、政策の違いはあっても討論会に参加するのは当たり前、という点に民主主義の熟度を感じました。
ノルウェーの小学生5年生が、課外授業で関心あるテーマについて各政党にインタビューに行き、レポートにまとめた話。また、高校の生徒会が主催して各政党の討論会と模擬投票を行う活動。公開討論会にはすべての政党が参加して生徒の質問に答え、校内に設けた各政党の出店でも生徒たちとの対話が行われていました。
主催は高校生ですが、予算はすべて国が出すそうです。各政党が、政策の違いはあっても討論会に参加するのは当たり前、という点に民主主義の熟度を感じました。
こうした主権者教育と併せて、比例代表選挙であることが女性や若い人の政治への挑戦を後押ししています。候補者個人の知名度やお金を必要としない選挙になるからです。票数が議会構成にほぼ比例することから、投票率も8割と高いとのこと。
国際的な会議で難しい話の調整を買って出るのは北欧の方たちが多いとのお話も聞きました。主権者教育は、選挙のためだけでなく、職場や社会の様々な場で必要とされる、議論をまとめるコミュニケーション力を育てるのではないかと思います。また何より、映像で、若い人たちが身を乗り出してとても楽しそうにしていたことが印象的でした。
国際的な会議で難しい話の調整を買って出るのは北欧の方たちが多いとのお話も聞きました。主権者教育は、選挙のためだけでなく、職場や社会の様々な場で必要とされる、議論をまとめるコミュニケーション力を育てるのではないかと思います。また何より、映像で、若い人たちが身を乗り出してとても楽しそうにしていたことが印象的でした。
選挙制度を変えるには息の長い活動が必要ですが、日本においても、少しずつでもこうした取り組みが広まることを願っています。
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