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2019年1月21日 (月)

子どもに1杯のミルクを用意するのは誰なのか

仙台市で、保護者にミルクを買うお金がないために生後2ヶ月で餓死した赤ちゃんのニュースには、大変な衝撃を受けました。生きるために一番必要な「食べる」ことに事欠く家庭が増えているという、日本に広がる貧困の現実を感じずにはいられませんでした。
俳優の菅原文太さんは、2014年に亡くなられる直前に、政治の役割について「一つは国民を飢えさせないこと。安全な食べ物を食べさせること。もう一つは、これは最も大事です。絶対に戦争をしないこと」と語っています。

生まれたばかりの子どもがミルクさえ飲めず命を落としたことは、政治が基本的な役割を果たせていないということだと思います。
毎日の生活費に困っている方は生活保護を受けることができます。しかし日本では家計が厳しくても、制度を利用しない方がとても多いと言われています。本人からの申請が必要なことや、利用への抵抗感が強いことがその原因と指摘されています。必要な人がきちんと利用できるようにするために、余りに厳しく「自己責任」を追求するような価値観を、変えていくことが必要です。

人は誰もが支え合いの中で生きています。「分かち合う」ためにこそ、政治も税金もあるはずです。韓国のソウル市では、福祉を必要とする方を孤立させないため、行政から訪ねていく「出かける福祉」が行われています。この取り組みを開始したきっかけは、生活に困窮した母子の、貧困の中での死亡事件とのことです。

ソウル市での取り組みは、貧困により人が命を落とすといういたましい事件を繰り返させないための、示唆になるものだと思います。個人任せ、家族任せにさせない政治、そして困難を抱えた人を置き去りにしない政治を、地域からめざしたいと思います。

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