高齢者世帯に家具転倒防止器具の無料取付け
大阪での地震をきっかけにブロック塀転倒防止に注目が集まっています。江東区でも学校周辺が大丈夫か、改めて点検を実施してほしいと思います。
しかし、危険なのは路上だけではありません。地震時には室内の家具転倒もケガなどの被害の大きな原因になっています。
大阪での地震をきっかけにブロック塀転倒防止に注目が集まっています。江東区でも学校周辺が大丈夫か、改めて点検を実施してほしいと思います。
しかし、危険なのは路上だけではありません。地震時には室内の家具転倒もケガなどの被害の大きな原因になっています。
放射能測定についての申し入れとあわせて、江東区へ避難している方への支援の充実についても、区長に申し入れてきました。
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江東区長 殿
2011年5月24日
市民の声・江東
中村まさ子 前田かおる
江東区への避難住民に対する支援の充実を求める要望書
東日本大震災により、多くの方が江東区にも避難してきています。しかし、避難してきた方たちに必要なお金や情報がなかなか届かず、生活費の自己負担がふくらみ続ける状況が続き、すでに生活に困窮する方が出始めていると、当事者の方からお聞きしました。
この方たちの生活上の困難を少しでも減らすために、災害救助法に基づき、区が積極的に対応することが求められています。区の真摯な対応を求め、下記につき要望いたします。
1、区内に避難してきている住民に対し、医療費の減免ができることなど、関連する情報の提供をていねいに行って下さい。
2、避難住民の要望について、聞き取り調査を行って下さい。
3、避難してきた方には義援金も届いていません。
経済的支援を実施して下さい。
4、支援のために、江東区のボランティア・センターと民生委員を活用して下さい。また「東京災害支援ネット」等の民間の支援団体と連携をはかることを検討して下さい。
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都営住宅や東雲の公務員住宅に避難している人たちがいるのですが、「何号室の○○さん」という情報すら、区が持っていないため、必要な情報の提供がむずかしい、というお話でした。
基本中の基本の情報すら、自治体にきていないという事実を知り、ガクゼンとしました。
個人情報を守るというのが通常の自治体や国の原則ではありますが、災害時にはこれがかえって壁となることがあるため、はずすことができるはずなのですが。
このままでは避難してきた方たちが孤立したままになるのではと懸念しています。
本当に初めの一歩から、始める必要があるようです。
昨日から一泊二日で宮城の被災地を訪ねてきました。訪ねたのは、仙台市若林区荒浜、名取市、仙台港・塩釜港一帯、石巻市雄勝町などです。
テレビや新聞で見てはいたものの、津波に町ごと根こそぎにされた跡を目の前にすると言葉も出ませんでした。
中でも、雄勝町は本当にすさまじい様子でした。今は仙台市内にお住まいの、雄勝町出身の方に案内していただいたのですが、何と言葉をかけてよいものか、わかりませんでした。
雄勝町というのは石巻市の東部で、女川町の北に位置する町でもあります。リアス式の海と山に挟まれたかぎられた平地に住宅が建っているところです。少し上のほうの住宅は無事でしたが海際の住宅や公共施設等は軒並み、壊滅的な状況でした。
合併前の細かいコミュニティ(案内の方は、「昔は15浜あった」と言っていました)単位にいまは雄勝には10ヶ所の避難所があるそうです。自治体の大きさはできるだけ小さいほうが、いざという時にはきめ細かに役立つのではないか、と感じました。
仙台市内を案内して下さった方に、希望することは何ですか?と聞きました。すると、東京の人には、被災した東北地方の広さと過疎の状況をまずわかってほしい、そして救援物資はそれなりにあるから、とにかくこの実態を伝えて下さい、という言葉をいただきました。
そして被災地への支援とあわせて、先日書いた区内の土壌汚染問題にも緊急にとりくまなければなりません。汚染の実態を明らかにすること、汚染土壌をとりのぞくことが最優先です。
5月21日にはフォトジャーナリストの豊田直巳さんの被災地報告講演会を行いますが、それとあわせて江東区内で脱原発へむけたとりくみをどう進めるのか、子どもたちの健康を守るために何をしたらよいのか、参加者の皆さんとお話できればと思っています。関心のある方はぜひご参加下さい。
市民の声・江東で5月21日にフォトジャーナリストの豊田直巳さんをお招きし、被災現地報告講演会をひらきます。お気軽にご参加下さい。
◆講演会◆豊田直巳が見た東日本大震災
日時 2011年5月21日(土) 午後6時から
場所 江東区総合区民センター(西大島駅上) 第4会議室
江東区大島4-5-1 TEL03-3637-2261
参加費 無料
世界の誰もが経験したことがない大地震・大津波と福島原発の大事故。私たちにとって被災地支援と脱原発が最大の社会の課題になりました。これまでの経済優先の社会や暮らしぶりを見直し、脱原発に向けて世界を変えていくことが求められています。
イラク戦争やチェルノブイリ原発、枝川朝鮮学校問題などの取材を続けてきたジャーナリスト豊田直巳さんは、3月11日の東日本大震災の翌日から被災地に入り、現在に至るまで度重なる取材を続けています。市民の声・江東では、緊急の取り組みとして豊田直巳さんの現地報告講演会を開催いたします。多くの方のご参加をお願い致します。
◆豊田直巳(とよだなおみ)さん・プロフィル◆
1956年生まれ。イラク戦争、劣化ウラン弾問題などを取材。著書に「戦争を止めたい
―フォトジャーナリストの見る世界」、「イラク戦争下の子供たち」など。
2010年10月、江東区豊洲で写真展「枝川朝鮮学校物語」
主催:市民の声・江東(電話&FAX 5628-6558)
東京都のとりくみですが、区内にある都営団地2ヶ所に、福島から避難してきた23世帯が今日から入居します。
ちょうど建て替えのためにまとまって空いていた部屋に、抽選で入っていただいたとのことです。とりあえず6ヶ月ですが仮設住宅ができるまでとなることと(おそらく)思います。
なお、先日開設した区のスポーツ会館の避難所は、ポツポツと利用がある程の現状のようです。
3月14日に出された警察情報による道路等の被災状況の中で「新木場地区は全体が液状化」とあったのが気になっていて、3月17日に、自転車で様子を見に行ってきました。写真の整理に時間がかかり掲載が遅くなりましてすみません。
新木場は、工業専用のため住宅はなく、木材会社などがあるところです。
新木場駅前は普通の状況ですが、一本入った道より南側は、ほぼ全域が液状化していました。中には、百メートル近くにわたり、舗装がむき出しになっている箇所もありました。思っていた以上にすさまじい液状化の様相に、絶句しました。
千葉県浦安市の液状化現象が配水管に影響を与えたニュースをテレビで見ましたが、江東区も、大規模な震災時には、液状化を原因としてライフラインに影響が出る可能性が、かなり大きいのではないでしょうか。
また、24日には豊洲の市場移転予定地をフェンスの外からですが、見てきました。ここは、フェンスに区切られた草ボウボウの土地なのですが、局地的に、土がむきだしになって、明らかに新しいブルーシートが掛けられている場所が、私の見たところだけでも、11~12箇所ほどありました。
丸い建物の変電所のあるところから、「市場前」駅方面へ、ゆりかもめ沿いに100mほど行ったあたりの場所です。確認はしていませんが、この光景からは、ほぼ確実に、地震による液状化が市場移転予定地の各所で起きたと言えると思います。
今日、区長に災害関連での緊急要請を行ってきました。
要請にいく直前に、ちょうど今日から、江東区が避難者の緊急受け入れを開始したことを聞きました。まずはよかった、と思います。
受け入れは北砂にある江東区のスポーツ会館(電話03-3649-1701)に約300人、3月22日~4月30日の一時避難場所として。入浴が可能で、区としてはふとんと夕食を提供するとのこと。
その他のボランティアなどは区のボランティアセンターなどが運営するようですが、まだ具体的には決まっていないようで詳細は不明です。また車で移動してきた方がほとんどと思いますが駐車場も用意するとのこと。
江東区につてを頼ってすでに避難に来ていて、今日からスポーツ会館に入る方が9名いらっしゃるとのことでした。避難してきた方にとって、少しでも安心できる場所になればと思います。
なお、被災地への支援物資の送付については、ブルーシートを千枚追加で計2千枚、紙おむつを3千枚、マスク10万枚、五目ご飯を4千食、すでに送ったそうです。
とりあえずの報告まで。
江東区は激甚な被害をうけた被災地に対して、ブルーシート千枚の送付とあわせて、職員2名を派遣しました。また23区全体として100億円のお金を送ることを決定しています。江東区議会としては全体で50万円を寄附します。
しかし被害の規模を考えると、江東区など、余力のある自治体はもっと積極的に支援を行うべきと思います。
どのような支援が必要か、とこの間考えてきましたが、やはりまずは、江東区に対して被災者の受け入れを行うことと、防災用の備蓄物資を被災地に送ることなどが重要です。明日、区長へ要請しに行きます。
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