エネルギー

2018年12月24日 (月)

大きなものに頼らないまちづくり

 12月17日、世田谷区長の保坂展人さんをお迎えして、アメリカのオレゴン州にあるポートランドと世田谷区でのまちづくりについてお話しいただきました。

●住民の参加
 ポートランドでは議員はわずか4名、行政のチェックや意見表明は住民の直接参加で行われるとのことでした。また、保坂区長は世田谷で住民参加の小規模な車座集会を行ってきたとのお話もありました。議会と共に、住民の直接参加や意見表明の場が日頃から保障されることが、身近で活気のある地域をつくるのではないでしょうか。
●原発にたよらないまちづくり
 世田谷区は脱原発と温暖化対策のとりくみとして、区役所本庁舎で自然エネルギー100%の電力を来年度から導入することを発表しました。世田谷区の中だけでは困難な課題も、長野県など他の自治体との連携・協力で可能になったとのことです。
 原発のように大きなものに一極集中で頼ることは、大きな力を持つものへ「頼る」構造を生み出します。世田谷区が、大きなものに頼るのではなく、自治体どうしの横のつながりや支え合いを生かす形で、エネルギー政策の流れを自治体から変えていこうとする取り組みを具体的に示したことは、大きな意義があると思います。

 私も、大きなものに頼りすぎず、自分たちが参加することを通じて暮らしやすさをコツコツと作りあげていく、自治と支え合いのまちづくりを江東区からめざしたいと思います。 

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2018年9月10日 (月)

分散型の発電システムを

 各地で豪雨、台風、地震と災害が続いています。被災された皆様、ご家族やお知り合いの方が被災された方に、心よりお見舞申し上げます。

 この間、北海道の地震関連のニュースを見ていて一番驚いたことは、北海道全域が停電に至ったことでした。295万戸もの停電、その原因は一番地震の激しかった地域の火力発電所で道内全体の使用電力量の約半分を集中的に発電していたこと、そして、そこが停止したことから連鎖反応的に他の発電所も止まってしまったということでした。また、泊原発が7年前から稼働していなかったために暴走の危険性が抑えられたことは不幸中の幸いでしたが、それでも非常用の電源を使用せざるを得ない状況だったことは、忘れてはならないと思います。

 いまの日本の電力産業は典型的な「重厚長大」で「一極集中」型のシステムです。一極集中型のしくみは、一見効率が良いようにも思えますが、その一極が打撃を受けた時には本当に弱いものだと、今回の地震であらためて感じました。各地に分散する形での発電システムがととのっていれば、停電する地域は、もう少し少なくてすんだのではないでしょうか。そして、一極集中型の発電システムは、災害時のリスクの集中だけでなく、お金や権力の集中にもつながり、様々な弊害をもたらしています。

 エネルギーは、食べ物と同じで、誰にとっても必要なものです。これをどのように供給していくかは、地域づくり・まちおこしの軸にもなります。災害の多いこの日本で、原発事故の教訓を忘れず、電源を必要としない自然エネルギーからの発電システムの普及、そして各地で分散型の「地産地消」の発電システムの普及をもっと進めていくことが、大切なのではないでしょうか。

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