女性たち

2018年10月19日 (金)

未婚のひとり親家庭への寡婦控除のみなし適用が開始

江東区で、来年度からの保育園入園手続きの案内が始まっています。昨年から、未婚のひとり親の方も「寡婦控除のみなし適用」が実施され、保育料軽減の対象になりました。厚労省が6月から対象拡大したことから、江東区でも対象事業の拡大に踏み切ったようです。残念ながら税金の控除はいまだ対象外なのですが、みなし適用が実施されることで、様々な支援策の対象になります(新聞記事の下図を参照)。
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自治体として国に先駆けて行ってきたところも多くありますし、まだ課題は多く残されているのですが、ともあれ、一歩前進を喜びたいと思います。
 今回の支援拡大は良かったと思うものの、これまで未婚のひとり親家庭を対象にしてこなかった理由について、記事中で財務省が「寡婦への支援制度は一家の大黒柱を失った人たちへの配慮」「寡婦に未婚を加えると、結婚して出産するという伝統的な家族観の変化を主導する話になりかねない」と言っているのは、本当に時代錯誤でおかしいと思います。
 どのような家族のあり方を望むかは当事者が決める問題ですし、国家が介入する問題であってはなりません。税制を通じて家族のあり方までコントロールしようとするやり方は、もういい加減やめてほしいものです。

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2018年5月21日 (月)

女性の政治参加と「202030」

 5月18日、国会で「候補者男女均等法」が成立しました。国会・地方議会で女性の議員を増やすため、男女の候補者数をできる限り均等にすることを各政党に求める、日本で初めての法律です。

いま衆議院で女性議員の割合は10.1%、世界の193ヶ国中、158番目という圧倒的な少なさです。今回の法には罰則などの強制力はないものの、全政党が女性の政治参加を促すことを目標として確認した意義は大きいと思います。

 女性の議員を増やすことは、女性の声を政治に届ける上で大きな意味があることは言うまでもありません。それだけでなく有権者の割合と議会構成の間にある現状の大きなズレを正すことは、公正な政治を実現するための基盤でもあります。特にいま、働く人にとって切実なテーマである、家庭と仕事の両立、長時間労働の是正のために、女性議員を増やすことは変革の大きなカギになると思います。

 安倍政権は「女性が輝く日本へ」「2020年までに指導的地位にある女性の割合を30%まで引き上げる(202030)」という目標を掲げています。ここには議員も含まれますが、昨年の衆院選での各政党の候補者に占める女性の割合(※下記参照)は均等には程遠く、特に与党の候補者は軒並み1割未満と、本当にやる気があるのか大いに疑問です。

衆院選で候補者数を男女均等に近づけるには、昨年を例にとれば、自民党は女性の候補者の数を6倍以上にする必要があります。それほど根本的な見直しが求められているのです。
◆各政党の女性候補者の割合(2018年衆院選)
  自民 7.5%
  希望 20.0%
  公明 9.4%
  共産 23.8%
  立民 24.3%
  維新 7.6%
  社民 23.8%
 女性の政治参加促進、そして「202030」という目標を実現していくためには、政党にお任せにするのではなく、私たち自身が、政治の場に、また社会の様々な場所に、もっと女性のリーダーを、と声をあげていくことが、これから問われてくるのではないでしょうか。

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2014年7月26日 (土)

日本でもクオータ制の導入を

今日は、市民の声・江東の主催で、区政報告会を東大島文化センターで開催しました。猛暑のなかご参加いただきました皆様、どうもありがとうございました。

中村まさ子区議と私から区政の報告を行いました。私からは、都議会・国会でのセクハラ暴言問題、あそか会について、江東区の給食検査、そして今年2月の東京都知事選挙について報告しました。宇都宮けんじさんにもお忙しい日程の中をご参加いただきました。
宇都宮さんはご挨拶の中で、東京のオリンピック会場計画見直しの動きや、都知事の北京・ソウル訪問など宇都宮さんが訴えてきた政策で舛添知事が動きつつあるケースを例にあげ、選挙で一定の票を得ることは現知事の政策にも影響を与える、とお話をされました。その通りだと思います。また、お話を聞いて、国政が戦争へ向かう動きを強めている今、自治体から平和を作っていくことの大切さを感じました。
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女性に対するセクハラ発言が続出する背景には、やはり女性の議員がまだまだ少ないということが大きく影響しています。今日も報告しましたが、日本は「社会のあらゆる分野において、2020年までに女性が占める割合が少なくとも30%になるよう期待する」と、2010年に国の「第三次男女共同参画基本計画」で目標を掲げています。
しかし現状はといえば、都議会で女性議員の占める割合は10%弱、衆議院ではわずか8%です。都議会の場合は石原都知事自身が差別発言を長年平気で繰り返してきたことがセクハラ発言を容認する風土をつくりあげてきたという影響も大いにあると思いますが、それにしても女性議員が少なすぎです。2020年まであと6年です。このままで「30%」の目標が達成できるとはとても思えません。
海外の事例をみると、議員の割合や人数で女性を積極的に増やす「クオータ制」をとった国は、確実に女性議員を増やしています。女性の声を政治に届けるために、クオータ制という積極的な是正措置をとることが、いま必要なのではないでしょうか。

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2014年7月22日 (火)

教育委員に女性ゼロ?!

 江東区には5名の教育委員がいます。1名が保護者代表ですが全員が男性で、女性の委員はこの6年間いません。現在東京23区と多摩26市で、教育委員に女性ゼロなのは、江東区だけです。

 教育委員は首長が議会の承認を得て選ぶしくみですが、山﨑区長になってからは女性の委員は一人も選任されていません。02年には「委員の年齢、性別、職業等に著しい偏りが生じないように配慮する」ことが法で定められましたが、江東区の実態はこの定めに明らかに反しています。

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2013年10月28日 (月)

進まない男女共同参画

世界経済フォーラム(WEF)の報告によると、経済、政治、教育、健康に関する世界136ヶ国の男女平等を調査したところ、日本は過去最低の105位にランク付けされたとのことです。http://www.asahi.com/articles/TKY201310250012.html

年々ランクを下げ続けてとうとうここまで来てしまったかと、本当に恥ずかしく思います。昨年の衆院選で女性議員が減少したことが押し下げ要因になったようですが、選挙だけではありません。男女平等を進めることが社会全体の大切な目標だと、まだまだ認識されていないというのが実態だと思います。

江東区でも「男女共同参画KOTOプラン」を策定していますが、なかなか進んでいません。中でも毎年、男女共同参画審議会で議論になるのが学校での男女混合名簿の実施と区の各種審議会への女性の参加です。

 

 

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2011年3月 6日 (日)

女性議員ゼロの議会をなくそう

今日は、渋谷駅前で行われた「女性議員を50%に!女性と政治キャンペーン」の街頭宣伝に、参加してきました。

江東区議会では現在、区議会議員41名(定数は44名)のうち10名=約4分の1が女性です。全国の市区町村議会の女性議員の割合は11.1%。圧倒的に少ないです。そして、すべての自治体議会のうち女性議員が一人もいない議会がまだ4分の1もあります。

こうした「女性ゼロ議会」をなくして、女性の議員をもっと増やしていこう!というのがキャンペーンの趣旨です。

国会中継や都議会の中継を見ていても、画面は圧倒的に黒っぽい男性たちの背広姿で埋まっています。これは、やっぱりおかしい!

江東区ではこの四年間、男女共同参画をすすめるとしながらも、審議会などの女性の委員の比率はむしろ下がる、という実態でした。

物事を決める場にもっと女性の声が届くように、変えていきたいですね。

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2010年11月10日 (水)

レオニー

昨日、ある区民の方から「レオニー」という映画を紹介されました。イサム・ノグチの母であるレオニー・ギルモアを主人公として描いた映画です。色々なご縁があり、この映画制作を応援してきた、とのお話でした。

この映画のことは、映画評で読んだ記憶はあったのですが、監督をされた松井久子さんが深川で育った方とのことは、その方にお聞きして初めて知りました。以前つくった「折り梅」という映画も話題になった作品です。11月20日からロードショーとのことで、錦糸町の楽天地で見られるそうです。ご関心のある方はぜひ足をお運び下さい。

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2010年11月 9日 (火)

講演会のお知らせ

昨日はずいぶんあたかかくて気持ちよい一日でしたね。

さて、10月までの区議会のことなどをまとめた「市民の声・江東 前田かおるの区議会レポート11号」を発行しました。ぜひご覧下さい。「11.pdf」をダウンロード

今週の土曜日、11月13日には、「男女平等社会はどうつくる?」というテーマで、三井マリ子さんの講演会を開催します。男女平等を実現してきたノルウェーのお話などお聞きして、日本で男女平等をどのように進めていけばよいのか、参加された皆さんとご一緒に考えたいと思います。概要は下記の通りです。ご関心のある方はぜひご参加下さい。

◆三井マリ子さん講演会◆ 11月13日(土)午後2時~、江東区総合区民センター(都営新宿線「西大島」駅の上)・6階洋室にて。参加無料、手話通訳あり。 主催:市民の声・江東

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2007年9月 2日 (日)

ヌエックにて

今日は、「女性議員をどう増やすか」というワークショップに参加。場所は埼玉・武蔵嵐山にある国立女性教育会館(ヌエック)。はじめて行きましたがとてもひろびろして、保育施設もあり宿泊もできる整った施設でした。

50人ほどが参加したワークショップでは江東区の区議選での私の体験を簡単に報告。地方の参加者(4割くらいは議員か元議員の方でした)では、自治体合併をきっかけに無所属でがんばってきた女性議員が落選した話などを聞き、合併の影響がこのようなところにも出ていることを考えさせられました。

他の報告者の一人は三鷹市議の野村羊子さんでしたが、三鷹の市議28人中女性は4人と意外なほど少ないのには驚きました。女性が政治にかかわることにはやはり有形無形の様々な困難があり、でもだからこそ、各地で活動している女性どうし、互いの姿に勇気づけられるのではないだろうかと思います。移動には往復5時間近くかかったため、電車が池袋に着いた時には疲れのあまりチョコレートをむさぼり食べてしまいましたが、参加してよかったと思える集まりでした。

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