昨日は、新型インフルエンザ問題に関心をもつ方々との意見交換会に参加してきました。
今回の新型インフルエンザは、新型なのですから広まるのはある意味で当然のことであり、弱毒性と判明してもおどかすような広報がされているのはおかしいのではないか、というお話しになりました。
厚生労働省で行われている新型インフルエンザワクチン意見交換会で出された国の研究者の「新型インフルエンザに対するワクチン政策の考え方」では、
「・ワクチン接種をしない場合には、健康被害の危険が高い。 ・有効性は100%ではない。 ・予知できない副作用が出現する可能性 ・優先順位を決めておく必要」とあり、また、
「有効性が十分に確認されたワクチンを少数者に接種するよりも、有効性が多少不十分なワクチンでも多数に接種した方が、社会全体での流行と健康被害に対する抑制効果は高い。」
「緊急時においては、早急にワクチン接種を行う必要があるため、十分な有効性と安全性を確認するために時間を割くことは不可能である。従って、ワクチン接種による健康被害は、ある程度許容せざるを得ない。」と言っています。
最近のインフルエンザ対策での報道をみていると、ワクチン接種の優先順位ばかりが議論され、接種を多くの人にすすめることは当然の大前提とされているようです。
しかしその有効性・安全性が十分に確認されていないことは、どれだけの人に共有されているでしょうか。また、健康被害が出てもやむなし、という考え方は、個々の健康を軽視する非常に乱暴な考え方に思えます。
私自身、7ヶ月の時に受けた3種混合の予防接種で熱性けいれんを起こしました。以降、予防接種は一切受けていません。
ワクチン接種の最優先・優先としてあげられている人たち全部を合計すると国民の約2人に1人にも達します。予防接種のすべてを否定するつもりはありませんが、そこまで大規模に行う必然性があるのかは、大いに疑問です。
この間の各種の薬害裁判がなぜ起きたのかを、インフルエンザのワクチン接種についても冷静に考えるべきではないでしょうか。
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